2024年04月16日

ユニポーラステッピングモータの動作原理は?

ユニポーラステッピングモータ(Unipolar Stepper Motor)は、ステップモータの一種であり、特定のパターンで回転を行う電気モータです。ユニポーラステッピングモータの動作原理は次のようになります:

1. 構造: ユニポーラステッピングモータは、複数のコイル(通常は4つ)とそれらを切り替えるためのトランジスタやダイオードを持つステータ(固定部)と、回転軸を持つロータ(回転部)で構成されています。各コイルは一方の端子が共有されており、それぞれの他の端子は切り替えられるようになっています。

ユニポーラステッピングモータの動作原理は?
「写真の由来:Nema 23 ユニポーラステッピングモータ 1.8°1.35Nm (191.2oz.in) 1A 8.6V 57x57x76mm 6 ワイヤー

2. ステップ角度: ユニポーラステッピングモータは、ステップ角度と呼ばれる固定の角度で回転します。一般的なユニポーラステッピングモータのステップ角度は1.8度(または0.9度)ですが、他の角度のモータも存在します。

3. コイルの切り替え: ユニポーラステッピングモータは、コイルに順番に電流を流すことで回転します。コイルの組み合わせに応じて、モータは特定のステップ角度だけ回転します。通常、コイルの組み合わせは以下の4つのステップパターンを使用します:
- 1相励磁(Full Step): 各コイルを順番に励磁します。
- 2相励磁(Two-phase): 隣り合った2つのコイルを同時に励磁します。
- 単相励磁(Half Step): 1相励磁と2相励磁を組み合わせたパターンで、ステップ角度を半分にします。

ユニポーラステッピングモータの動作原理は?
「写真の由来:デュアルシャフト Nema 34 ユニポーラステッピングモーター 2.2Nm (312oz.in) 2A 86x86x66mm 6 ワイヤー

4. 制御信号: ユニポーラステッピングモータは、ステップパターンを切り替えるために適切な制御信号が必要です。これは、マイクロコントローラやステッピングモータドライバなどの制御回路を使用して行われます。制御信号はコイルに電流を供給するタイミングと順序を制御し、モータを正確にステップさせる役割を果たします。

ユニポーラステッピングモータは、ステップごとに確実に回転するため、精密な位置制御や角度制御に適しています。産業機器、プリンター、自動化システム、ロボットアームなど、さまざまな応用分野で使用されています。



Posted by maiciuoko at 15:58│Comments(0)
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